緑豆［りょくとう］500g

カラダの余分な熱を冷まして、喉の渇きを抑える夏におすすめの食材

緑豆はマメ科ヤエナリ属の一年草で、古くから中国や台湾などで「夏の薬膳」として親しまれてきた代表的な涼性食材です。中国名は「緑豆（リュードウ）」で、その種子が薬膳や中薬として用いられています。夏の強い日差しや湿気でダメージを受けた体にこもった余分な熱を冷まし、喉の渇き、発熱、吹き出物、むくみなどの“熱”症状をやわらげます。

緑豆は皮（緑豆衣）に解熱効果があり、豆の中身には解毒作用があるとされています。特に薬毒・酒毒・重金属毒の解毒にも使用され、中国医学では「清熱解毒」「消暑止瀉」「清熱利湿」の薬効があると分類されます。

台湾や中国の家庭では、暑さで疲れて帰宅した家族に「緑豆湯（リョクトウタン）」をふるまうのが夏の風物詩。甘みを加えずシンプルに煮出した煮汁をお茶のように飲むほか、蜂蜜や氷砂糖、塩少々で味を調えることもあります。煮た豆はそのまま料理やスイーツにも活用できます。

【分類学名】
マメ科ヤエナリ Vigna radiata

【中国名】
緑豆（リュードウ）

【出典】
『本草綱目』など

【産地と安全性について】
本品は中国産の緑豆です。緑豆はインド原産の植物で、現在では東アジア〜南アジア、アフリカ、南アメリカ、オーストラリアなど世界中で広く栽培されています。日本には縄文時代にはすでに渡来していたとされ、現代ではもやしの原料として使われることがほとんどで、その種子の約9割以上が中国からの輸入品です。

中国では、春雨の原料、甘い餡、粥、スープ、天津煎餅など、さまざまな料理に使用されています。北京では、緑豆を発酵させて作る伝統飲料「豆汁（どぅじる）」もあり、地域に根差した食文化の一部となっています。

日本へは正規ルートで輸入されており、すべての輸入品は厚生労働省の基準に基づいてモニタリング検査を受けています。農薬や化学物質が基準値を超えて検出された場合には輸入が許可されず、全量返品や廃棄となるため、市場に流通している製品はすべて安全性が確認済みです。
管轄：厚生労働省 医薬・生活衛生局 食品監視安全課 輸入食品安全対策室

安心してお召し上がりください。

【特徴】
● 四気五味：寒・甘
● 帰経：心・肝・胃経
● 効能：
・清熱解毒（発熱・吹き出物・腫れ・口内炎の改善）
・消暑止瀉（夏バテ、食欲不振、下痢）
・疏風泄熱（風熱による微熱・イライラ）
・清熱利湿（むくみ、湿熱による下痢やだるさ）
・解毒（酒毒、薬毒、重金属解毒）
・精神安定、美容、肝腎保護、血中脂質調整

● 注意事項：
・寒性が強いため、脾胃虚寒や陽虚体質の方、冷え性・下痢傾向のある方は控えめに。
・**鉄鍋での煮出しは避けてください。**緑豆のタンニンが鉄と反応してスープが黒く変色し、消化不良の原因になることがあります。

【この食材がおすすめの体質タイプ】
・実熱タイプ（体に熱がこもりやすい）
・湿熱タイプ（むくみやニキビが出やすい）
・血熱タイプ（吹き出物、皮膚炎）
※反対に、陽虚・脾陽虚タイプの方には不向きです。

【食べ方】
● 緑豆湯（煮汁）：緑豆を水で煮出し、煮汁だけを飲用。冷やさず常温かホットで摂るのが理想。
● 薬膳粥：緑豆＋薏苡仁（はとむぎ）、赤小豆（あずき）、蓮の実、茯苓などを加えた脾胃調整用のお粥。夏の食欲不振にも。
● スイーツ：砂糖を加えて緑豆餡に、寒天や豆花に添えても美味。
● 食事：スープやカレーに加えると、旨味とともに清熱作用も取り入れられます。
※豆は小さくすぐ柔らかくなるため、他の豆や硬い素材と一緒に煮る場合は時間差で投入すると良いです。

【保存方法】
直射日光や高温多湿を避け、冷暗所にて保存してください。
乾物食品ですので虫やカビが発生しやすいため冷蔵庫での保管がおすすめです。風味をお楽しみいただくためにも早めにお召し上がりください。

【内容量】
500g

【原産地】
ミャンマー

【生産加工地】
日本国内（京都市内）

【製造者】
株式会社リージュ　京都伝統中医学研究所（京都府京都市）

【発送・送料について】
●追跡可能メール便：全国送料無料
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【ご注意】
●妊娠中および薬を服用中の方は医師にご相談ください。
●本品は食品です。体質や体調に合わない場合は使用を控えてください。
●薬膳素材には自然由来の色・形のばらつきがあります。

【その他】
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